2時間後…海についた。


潮の匂い。


うち寄せる波。


白い砂浜。


「きゃーっ海だーっ」


「すげー。早く着替えよー。」


えりと裕太くんは海に来てテンションMAX。


いつもの私ならはしゃぐんだけど
体がだるくてフラフラする。


「あやー。早くー。」


えりが遠くで私に手招きをする。


ひろと裕太くんは先に更衣室に行った。


「あや、どしたの?暗いよ?」


えりがやっと私の異変に気づいてくれた。


「えりー。なんかフラフラする…」


「えーっ平気?顔真っ赤だけど…」


えりが心配そうに私のおでこを触る