「そろそろ、電車乗るか。」


そう言って立ち上がるひろ。


「うん。」


私はひろに向かって走る。


今すごく幸せだよ、ひろ。


しかし…私は一瞬でブルーな気持ちになる。

目の前を歩いてくる男子を見て
震えが止まらなくなった。


足が動かない。