《これはそなた達に返す》


「えっ?」


思いがけない言葉に思わず声がでてしまう


「何ですって?」


《魔力の石はそなた達に返そう

だか一つ条件がある》


ごくっと唾を飲み込み次の言葉を待つ


《わしをこの闇から救ってはくれんかのう》


「はぁ?」


2度目の思いがけない言葉またもや声がでてしまう


「あなたを闇から救う…?」


《それができなければ…
ここで消えてもらうとしよう》

ここまで来て死にたくはない


「わかったわ…

あなたを救ってあげる」


例え町を破壊した者だとしても人の頼みは断れないタイプだ


《よし…では始めようか》


ウィックがかまえる


「ジャス、トライアンス、行くよ」


「「おぅ!」」


ウィックは金色の炎を作り出し、私達に飛ばしてきた


これは…

ゴットアチュビウトしか使うことができないと言われている魔法

さすが…


私はすれすれのところでよける


私は体勢を立て直し、魔法を唱えた


「スターライトフラッシュ!」