「ウィック…じゃない?」


そこにはウィックの姿はなかった


「あれは…」

目の前には五本の竜の頭

そして大きな体


「「「「「ヒュドラ!?」」」」」


そう、伝説の怪物ヒュドラがいた


『オォォォォォ!!!』


ヒュドラは私達に気づき、けたたましい叫び声をあげ、火を噴いてきた


「危ないっ!


ウォーターウォール!」


センシアが水の壁をつくり、火を跳ね返した


「危ないわね…
どうしましょう…」


「ここは私に任せて!
私、水だから絶対有利だもの!」


「センシア…

ごめんなさい、任せても良いかしら?」


「もちろん!あとで絶対追いつくから!」


「私も残るわ

闇は水ほどではないけど火に強いわ」


「…そうね
それじゃファスネートもお願い」

「えぇ、任せてちょうだい」


2人は力強く頷き、ヒュドラと向き合った


「行きましょう」


私は残ったトライアンスとジャスに言った