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時が経つのは早いもので、ウィックとの決戦の日を明日に控えていた


みんな緊張している

当たり前だけど。


「みんな、知ってると思うけど、今日は最後の訓練の日。

気を引き締めて取り組むように」


私の言葉にみんなが無言で頷く

4人とも顔が強ばっている

「─────大丈夫。

私達ならきっと勝てるわ。
いや、絶対に勝てる」


私はみんなの目を見て、そう言った


4人とも顔が緩み、笑顔が見えた


「えぇ…私達なら勝てる」

「うん!絶対勝つんだから!」


「勝って、またみんなで遊園地行こーな!」

「おぅ!」


ファスネート
センシア
ジャス
トライアンス……


「みんな…私、みんなのためにも、ピースタウンの人のためにも
絶対ウィックを倒してみせる!」


そして私達は拳を合わせ叫んだ


「誇りと希望を胸に

みんなのために、ピースタウンのために!」



合わせた拳を空高く突き上げた