「……そうか…」


父が重い口を開いた


「私は絶対にこの任務を遂行します」

父は私の目をじっと見ている



「その瞳、そなたは本気だと受け取ったぞ」


「ありがとうございます」


「治癒の魔法を使える者を片っ端から集めて待っておる」


「ありがとうございます、国王様」


そう言って深々と頭を下げ、私は父の部屋をあとにした