作戦決行の時が刻一刻と迫る中

私達は今、町の大きなショッピングモールにいる。


今日はめいいっぱい遊んで、残りの日はめいいっぱい訓練すると決めたのだ


「~♪」


いつになく上機嫌のセンシア


「センシア、あまりはしゃぎすぎて、怪我しないでよ?」


私は心配して注意する


「大丈夫だって!
センシアは怪我なんてしねぇから!」


ジャスが冗談半分でからかう


「そーですかー!
ジャスだって怪我しないくせに!」


「まぁな」


そう言って2人は笑い合う



そんな光景に胸がチクッとする
わざとらしく視線をそらしてしまう


「なぁリリー」


突然トライアンスに声を掛けられビクッとする


今の自分の行動が見られたと思い、心なしか顔が火照る


「な、なに?」


「これから、遊園地いかねーか?」


「遊園地?
久しぶりに行きたいかも」


遊園地と聞いて笑みがこぼれた

「なぁファスネート
もちろんお前も行くだろ?」


「えぇ、是非行きたいわ」


ファスネートが遊園地…

想像がつかない…



「おぅ!
あ、…もちろんあの2人も行くよな…」


2人に目を移す

まだ怪我するかしないかでもめている


「行く……よ、多分

いや絶対」


「だよな

んじゃ、行きますか」


「そうね」


そう言って私達は手をつなぎ、「ムーヴ」と唱えた


もちろんあの2人と