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「でもなぁ…!」


今はお父さんの部屋の中


朝から怒られています


でもいつもとちょっと違う



「国王、私達は大人じゃなくても、大人以上の魔力はあります!」



あの四人がいるから



「その通りです。
私達にどうかお任せしてくださいませんか?」



「俺らなら絶対できます!!」


ジャス君、それは頼もしいがその根拠は…



「この通りです。
国王様、僕達に行かせてください」



そう言ってトライアンスが頭を下げる


それにつられて私たちも深々と頭を下げた



「…お前たち……死ぬかもしれんのだぞ?」


「私が命を賭けて守ります」


これは私の任務なんだから

私が守らなきゃ



「でもなぁ…相手はあのウィックだぞ?」


「相手が誰だろうと、私は絶対に負けません」


なぜか私は自信に満ちあふれていた



「うーん……」


お父さん悩んでる…



「お願いします」


と、センシアが最後のひと押し


「……よし、いいだろう」



やった!

みんなの顔に安堵の笑みがもれる



「しかし条件がある」



また緊張がはしった