そして今は町のカフェの中


「あ"~あ"ちぃ~」


ジャスの声に皆が頷く



お店の中だと言うのに熱気が立ちこめている



なんで魔法使わないんだろ…


「あ、リリー!風吹かせてよ!」


「お、いいなそれ!リリー、頼んだ!」



私は微笑み返し魔法を唱える


「ウィンド」


四人の周りに風が起きる



「お~涼し~」


「ありがとな、リリー」



トライアンスにそう言われ、顔が火照るのがわかった



「いいよな~リリーは。
どんな魔法も使えて」


ジャスに恨めしそうに見られる



「うん…」


私的にはあまり嬉しくない


小さい頃に
「化け物だ~!」

「怖いっ。近寄らないで」


とか散々に言われたから