「誰だよあいつ。」 チラチラと後ろを威嚇しながらの太一に私はため息を付く。 「何かとつきまとってくるの。 何個か講義が一緒なの。 ……あぁまっておちついて、なんも無いから。」 途中振り返って殴りに行かんばかりの様子を握ったてを引っ張って抑える。