太一はあの日から、全く他の女の子と仲良くしなくなった。



普通逆だろって周りに突っ込まれたのを一緒に笑ったっけ。


私はなぜか、たくさんの男の子に告白された。


その度心配そうにしてた太一は今でも忘れられない。


一回だけ、委員会が同じだった男の子と付き合った。


普通に好きだった。


でもなんか物足りなくて、色素の薄いゆるい瞳に違和感を感じた。


太一への思いはとりあえずけじめをつけたはずなんだけど。


どっかで太一を求める私はどうしょうもないやつだ。



結局受験だから、と3年になって私は振ったのだった。