私が灼熱の降り注ぐ縁側で黙々とトウモロコシを剥いていると、居間から談笑する声が聞こえてきた。
どうやら、近所の人でも来ているのだろう。
機嫌がいいのは良いことだ。


しばらくたつと、談笑する声は消えたので、お客さんは帰ったようだ。
たぶんおばあちゃんは今機嫌がとても良いだろう。


それにしても、暑い。
いつもなら、何か冷たい物を持ってきてくれるのだが…
まぁ、もう少し待ってみよう。
そのうち来てくれるだろう。
私は再びトウモロコシ剥きに集中した。