「あ、こちらへいらして?息子が待ってるわ。」



……お父さんは相手のお父様とお話ししてる。




「いらしたわよ。村田財閥令嬢の真尋ちゃんよ。」




そう言われて俯いていた顔を上げると…




「真尋⁉︎」
「翔⁉︎」



前にいたのはあの“翔”だった。