「つまり、愛佳はバスケに一目惚れしたってこと?」
「そーなるかなぁ!」
次の日、由紀にバスケ部のマネージャーをやることを知らせた。
「愛佳がマネージャーつとまるのかねぇ、心配だわ」
由紀は苦笑いしながらこたえた。
「できますけどーっ」
そういって、私はバスケにまつわる本を読み始めた。
昨日帰りに本屋に寄って買ってみたのだ。
部活に参加するのは今日からで、ルールとか覚えなくちゃならないしね!
やる気100%の私をみて、由紀は「まあ、がんばりな」とお母さんみたいに応援してくれた。
*私、篠原愛佳はバスケに一目惚れしました。*