パソコンとにらめっこしてる兄ちゃんをよそに、あたしと蓮水は戦ってた。
「悠里ー。蓮水も上手いから。」
「うるさいな!邪魔しないで課題やんなよ!」
確かに兄ちゃんの言う通り。
兄ちゃんとは比べ物にならないくらい上手かった。
結局兄ちゃんの課題が終わるまで8戦中3勝5敗。
明らかに私の方が弱かった。
「…悔しい…」
「悠里ちゃんも上手いじゃん!」
「でも蓮水さんのが勝ってる!」
イケメン蓮水は申し訳なさそうに笑った。
もみあげの髪を耳にかける。
刈り上げられてるのが見えた。
笑って細くなった目がパチりと開いて、整った唇がまた動き出す。
「また遊ぼうよ」
そう言って私の頭をポンポンと優しく撫でた。
ヤスとは違う優しさ。
てゆーか、ヤスのことなんかもうどうでもよくなっていた。
「悠里ー。蓮水も上手いから。」
「うるさいな!邪魔しないで課題やんなよ!」
確かに兄ちゃんの言う通り。
兄ちゃんとは比べ物にならないくらい上手かった。
結局兄ちゃんの課題が終わるまで8戦中3勝5敗。
明らかに私の方が弱かった。
「…悔しい…」
「悠里ちゃんも上手いじゃん!」
「でも蓮水さんのが勝ってる!」
イケメン蓮水は申し訳なさそうに笑った。
もみあげの髪を耳にかける。
刈り上げられてるのが見えた。
笑って細くなった目がパチりと開いて、整った唇がまた動き出す。
「また遊ぼうよ」
そう言って私の頭をポンポンと優しく撫でた。
ヤスとは違う優しさ。
てゆーか、ヤスのことなんかもうどうでもよくなっていた。