学校に歩いて行き、湯島を見るだけでイライラした。

「呉汰~宿題見せて。」

甘えた声で呉汰がやってきた。

呉汰がイライラしてにらみつけていた。

「こっわ~何どうした??」

湯島は呉汰を心配してくれた。

呉汰は優しい湯島ににらみをきかし申し訳ないと思いつつもイライラが勝っていた。

「何でもない。悪いけど俺のばっかりアテにするな。」

トゲのあるいやらしい言い方である。

「あ、ごめん。」

湯島が少し落ち込んで自分の席へと戻って行った。

呉汰も悪いと思いつつ、その場から離れた。