始めての恋、
呉汰は泣くことも出来ず、
ただぼーっとしてしまった。

フラフラと廊下へと歩いていった呉汰。

廊下にはさっき呉汰が
手放したゴミ箱がぶちまけられていた。

そのゴミを拾い、
ゴミを捨てに行った呉汰。


さっきの湯島と絵利ちゃんの光景が
頭の中を回っていた。

呉汰は何も考えることができなかった。