僕の行方…将来のことを考えたら不安だった。 本町 呉汰の少し前の悩みだった。 友人の乃木坂 湯島のようなモデルになりたいという夢が呉汰にはなかった。 もっと考えなければいけなかった。 けど、ツイていない日々。 うまくいかない日々にイライラしていた。 人に八つ当たりばかりしていた。 そんな完璧でない自分が嫌いだった。 自分自身を見ようとも解かろうともしなかった。 気づけば逃げていた。