「興味があって」

「何に?あ、私??」

月島さんがお茶目に言った。
「月島さんではなくて、カメラに」
「いいよ」

すんなり了解してくれたランさんであった。

バスの中で月島さんとランさんは楽しそうに撮影会をしていた。
これが生の現場かぁ~としみじみ思った呉汰であった。