し~んと時が止まった。


「違います」

なかなか月島が返事しないので呉汰がしっかりと訂正した。

「こんなガキと付き合いますかっての!!」
ゲラゲラ笑う月島とランさん。

「ところで…二人はどのような関係で、何をしているんですか?」
「関係…高校の時の悪友よ」
「悪友ってどういうこと?」

月島の言葉に疑問をもらすランさん。
「今は撮影!!私モデルよ」
嬉しそうな月島さん。

「私の雑誌で働く女っていう特集があって。
 こいつバスの運転手なんて変わったことしてるから面白いってことで載せるらしいの」
結構、優しく教えてくれたランさん。
「へぇ~俺…僕見学していてもいいですか?」
「どうして?」
ランさんがにらんだ。