近づきたいが近づけない呉汰。


「ラン!!」
ランさんに声をかける人物がいた。

聞き覚えのある声がした。
そう、バス運転手の神田 月島だった。

「あ!!」
呉汰は声を出す。

そして、月島も呉汰に気づいた。
「あ、呉汰!!」
月島は覚えていた。
「あ、こんにちは」
軽い挨拶。
「お~元気にしてたか?」
「あ、はい」
呉汰と月島の関係を不思議そうに見ていたランさん。
「月島…あんたの彼氏?」