その日は朝のデパートの棚並べを終え、家に帰り休もうとしていた。 その途中だった。 ボーっと歩いていた。 目の前にカメラを持った女性が空を見上げ写真を撮っていた。 そして、カメラから顔を離したその横顔に見覚えがあった。 「あ…春日 藍(かすが らん)!!?」 ボソッとつぶやく呉汰。 地獄耳な彼女は呉汰に名を呼ばれ不機嫌に呉汰を見る。 「うるせー、ガキ!!死ね」 こっわ~いアイを書いてランさん。