「呉汰、何も今そんな話しなくっても…。
 ワイワイやろうぜ」
「そうだよ」
朗君、初花ちゃんがなだめる。

「他人はだまってろ。
 これは俺んちのことだ」

キレたら止まらない子 呉汰。
「そうね、これは本町家のことね。
 呉汰、ここは人様の家よ」
母 西が静かに話す。

「呉汰、冷静になりなさい」
呉汰は回りの人の顔を見る。
祖父 流汰「ご飯食べたいよ」
祖母 望も同じ意見な顔をしていた。
大門家の人々は「どうしたらいいのだろう」と困惑していた。
楽しい食事をぶち壊した呉汰。
KYな彼は唇をかみ締める。
何やってんだろうと思う。