私は急いでご飯を口に放り込んだ。 「食べ終わったか〜?」 「うん って、何でそんな急いでるの?」 「理由はいいとして早く行くぞ?」 私は理由が聞きたいんですけど… 「わかったよ…」 私は有希に手を引っ張られ小走りで 玄関に向かった。 「んじゃ、お母さん行ってくるね!」 「はーい。気をつけてね〜」 リビングから顔を出して手を振っていた。