「花恋ー!ご飯出来たわよ」




「はーい!今、行く!」





美味しそうなご飯の匂いに釣られて



階段を駆け足で降りていった。








「おはよう!お母さん」




「おはよう」






………?!






「あんた、私のお母さんじゃないでしょ!なんでいるの??」





なぜか、食卓に座って私に朝の挨拶をしてきたのは




幼馴染の田中有希(タナカユウキ)。


有希は背が180cmくらいで髪の毛は染めたての茶髪。


学校に行けばモテモテで私の知っている限りで既に二人に告白されたらしい。








「なんでって、お前を迎えに来たんだろ?さっさと飯食って行くぞ!」






「お母さん〜!なんでコイツ家に入れるのー?」




「あらら。有希くんは花恋を迎えに来てくれただけでしょ」



「…もう。」




「いいから、はやく食べなさい?」