―――コンコンッ



2人で喋りながら作業をしてたら、生徒会室の外からドアを叩く音がした。
曇りガラスには人影が。
身長的に男の人っぽい。
先生かな?



「はーい?どーぞ?」



もう7時近いから先生たちが私たち帰らそうとしてるんだろうな。
そう思って声をかけた。



「あ…まだやってるんだ…」



ぼそっと呟く男の人。
ドアの前には、まだ若い男の人がいた。



「……?どちら様…?」



思わず思ったことを口にしてしまった。
若いけど、スーツ着てるから先生だろう。
でも見かけない顔…新任かなぁ。



「あ…初めまして…じゃないけどな。一応ステージ立ったから」