ー---2年前...
この時まだ中学生だった私は彼の心に気づいてあげられなかった。
中2の春に出逢った1人の男の子、背が少し高くて、誰にでも優しくて、ツンデレだけど可愛い、直也と言う男の子
私はそんな彼に恋をした。
告白したのはもちろん私で、絶対に叶うことのない恋だと思ってた
けど.......
「あ...あの私...直也くんのことが好きです。」
「僕も好きだよ。付き合おう」
彼は確かにそう言って私を抱きしめた。
それから彼は本当に私を彼女として扱ってくれてすごく嬉しかった
でも1年後....
あの日はいつも通り教室で彼を待っていた。
けれど30分経っても1時間経っても彼は来なかった
しょうがなく迎えに行こうと彼の教室に行ったら、信じられない光景が私の目に映った。
彼が、直也が、私じゃない女の子とキスをしている。
「直也?ねぇ、直也!!何してんのよ!」
「何って見れば分かるだろ?俺、ほんとはお前なんか遊びだったんだよ。お前のことなんか少しも好きじゃなかったんだよ」
「いい加減気づけよ」
ピピピピ....ピピピピ
あぁ、またこの夢か。
「どうして忘れられないんだろう...」
続く♡