七夜side♡


「はぁっはぁ...っ」




やばい!遅刻だー‼︎



私、如月七夜(きさらぎななよ)は今、人生の危機に陥っている。




今日から、相原学園に入学する高校1年生♪


けど...


入学式当日に寝坊で電車に乗り遅れ、全力疾走しているのだ!




「はぁっ...あれ?ここどこだろ??」




最悪だぁー道に迷うとかありえないー




「ねぇ、そこの人うちの学校だよね?」




「え?あっそうだと思います...」




「迷ったんだろ?案内してやるよ」




かっこいー...ってそんなこと言ってる場合じゃない!



「ありがとうございます!」




「んー、あと敬語じゃなくていいから」




5分後...



「着いたー!! あっ!名前聞いてなかった何て名前?」


ってあれ?もういなくなってるー



まぁ後で見つけて聞けばいキーンコーンカーンコーン...




うわーー!入学式始まっちゃったー




「暖かい春の光に...」




あー校長先生の話長すぎる( ¯ ¨̯ ¯̥̥ )



半分寝ながらもふと、さっきの彼の事を思い出す




かっこよかったなぁ頭も良さそう...



そんな事を考えていると入学式は終了し、みんなクラス表を見ている。



あたしどこのクラスだろー?




「なっちゃーん!もう!探したんょー」




「わぉ!みずちん!いやー電車乗り遅れちゃってー」




今、あたしを叱ってくれているのはあたしの親友のみずちんこと、相沢水樹(あいざわみずき)。



成績優秀、スポーツ万能、おまけに可愛いし何でもできちゃう女の子♪



いつでも関西弁のみずちんのギャップもいいんだよなー



「もぉ!いい加減、方向音痴直しな!」




「分かってるよー」



あたしたちは、クラス表を見に行った。




「なっちゃん!うちら一緒のクラスやん!」



「ほんと?やったー♪」




この時はあたしたちの事を見ている視線にも、気づかなかった...




♡〜続く〜♡