昼休み。



『サッカーバカ山田と、プリンス優雅の関係は・・・?』



秘密ノートにそう書き込んだのを見て、亜沙子が私の頭を叩いた。



「何、書いてるの?そんなことどうでもいいじゃん!今は、灰皿王子との関係だよ!」




私からノートを奪った亜沙子は、お弁当を食べることも忘れてノートに書き込む。




『陽菜の恋にチャンス到来!』




私は、複雑な気持ちで市役所を眺めた。