山田は市役所をちらっと見て、ため息をついた。
その姿を見た優雅が、またからかうように笑った。
「本当は嬉しいくせに!くくくく・・・」
私は優雅と山田を交互に見た。
亜沙子は、何が何だかわからないという表情で私を見ていた。
私の胸が高鳴った。
おもしろくなりそうな予感。
もしも、山田が灰皿王子と何か関係があるとしたら・・・
優雅と山田の過去に何かがあったとしたら・・・
興奮気味に、私が優雅の顔を覗きこんだ瞬間、先生に怒鳴られた。
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