俺は約束の夜10時に、陽菜に電話をかける。 覚悟しとけよ、陽菜。 俺、本気になったら、大変だぞ・・・ 俺、今までで一番本気かも。 「もしもし?もっと早く電話に出ろ!!ば~か!」 10回くらいコールしてから電話に出た陽菜にお説教。 俺、束縛するよ、きっと。 だって、陽菜は天使みたいにキラキラした笑顔で、男心をくすぐるから。 そして、陽菜はそんな自分の魅力にまだ気付いていないから。 ~王子目線END~