キス…
そりゃ・・・したいよ。俺だってな。
今までだってずっとしたかった。
抱きしめた時の、陽菜の優しい匂いと、かわいい笑顔に、俺はいつも癒された。
キスしたいし、抱きたいし、俺だけの陽菜にしたいし、束縛だってしたい。
でも、
今回の「好き」は今までとは違うんじゃぁ・・・
だから、俺は言う。
「お前が成人するまでキスしね~から!」
「まだガキじゃ。成長するまで手は出さんわ」
「キスしたいなら、自分からすればぁ?」
いじめてもいじめても、陽菜はめげない。
「晴斗さん大好き!」
陽菜、俺も好きじゃ。
やっと堂々と言える。
待たせたけど、
もう、大丈夫。
俺はお前のモンじゃ。