「彼女になれなくても、何でもいいです。晴斗さんがやきもち焼いてくれただけで嬉しい。私、誰ともイチャついたりしたいから・・・晴斗さんとしかイチャつきません!!」
『ばかかぁ、おめー・・・大人をからかうな。俺、やきもちなんか焼いてないし。未成年とイチャついたりせんわ~ぼけ。』
心地よい会話。
王子との電話は、テンポが良くて、話が途切れることがなかった。
『おやすみ。浮気女』
「晴斗さんのばかーーー!!」
電話を切った後、興奮してまた眠れなくなった。
生きてるってこんなにも楽しいんだ。
胸がわくわくするんだね、恋って。
非通知でかけてきた理由を、ちょっとしたおしおきだって言ってた。
意味わかんないって笑ったけど、そういうかわいい一面も好きだ。