「おい、レオ。やるぞ。」
「んあ?」
座り込んでる俺に後ろから声をかけたのは、
…エーレス。
「三ヶ月前、すまん。」
よくわからねえ短い単語を並べ、目を逸らしながら謝るエーレス。
何だコイツ…?照れてんのか…?
「馬鹿な頭でもこの三ヶ月で冷えるもんなんだな…。」
「なんだと!?」
バッとエーレスが俺の顔を見る。
それと同時に、俺はニカッと笑う。
「お前は、自分の意見を隠さず通す奴なんだって、あん時わかったし。まぁ、許してやるよ馬面!」
ヘヘッと笑いながら俺は隙ありまくりのエーレスに大内をかけた。
大まかにケツからおちるコイツの口元を、棒でトンッと抑える。
「このやろ…憎たらしいな!」
負けずとエーレスも俺に技をかける。
んで、俺も腕ひしぎ逆十字固めをかます。
仲良いなって声が聞こえたのはあえて無視だ。