「お前ら結構体力あるんだな!」

部屋につき、着ていた服を袋につめる。

「あぁ、俺とイリヤは山育ちだしな。」

「へぇ…俺とルイ、あ、あとさっきいた女!街育ちなんだよな。」

ヘヘッと笑って見せる。
少し慣れて来た空間と、特訓兵になれた嬉しさで俺のテンションは上がる。

「あの女の人、すっげ美人じゃない?」

イリヤが反応する。

「あぁ、ミナトっていうんだ、俺とルイの幼馴染!」

な?っとルイの方へと顔を向ける。
笑顔で頷くルイ。

「よっしゃ行こうぜ!お前ら死ぬなよ!」

俺はバッと扉を開ける。

「レオってあんな奴なのか?」

「う、うん。人に慣れるとすごい優しくて…」

「はいはい、ほら置いてかれるぜレオ様に!」

後ろの奴らの声は一切気にせず、俺らは新しい寮へと向かった。