周りの面接が終わるまで、俺らは何時間も待ち続けた。
敬礼をしたまま、立ちながら。
太陽が照り付ける。
汗がだらだらと流れる。

それで倒れる奴や、意識を失う奴がすげえ出た。
数百人いたのに、今では数えれるくらいの数十人。

ルイと、アーロンと、イリヤ、もちろんミナトは残っている。
俺は余裕で大丈夫だ。
根性だけは、負けねえ…。

「よし!今立ち続けている奴らは第一次突破だ!第二次へうつる!水分補給してこい!2分行動だ!いけ!」

ウッス!と隊長へと声をあげる。

「すげえ人が減ったな。彼奴らどうなるんだ?」

アーロンが俺の後を追って小走りでついて来る。

「自分の故郷に返されるんだろ?それでまた来年の第一次まで待つ。」

「いやぁ、にしてもお前よく倒れなかったな。顔色も悪くない。どっかで何かしてたりとかしてたのか?」

水を飲みながら俺は首を振る。