ホワイトボードに、スプリットの絵を描く小隊。
そして、自分の腰にぶら下げていた針をとり、
キュィィィィイイン…と、伸ばした。

「いいか?お前ら、まさかこの針の使い方は知ってるよな?スプリットの口角にあて、こうだ。」

両手に針を握り、シュバッと早い動きを見せる小隊。
俺らは頷く。

「肉切れをボトルに入れ、封印の言葉を唱える。そしたらスプリットは蒸発する。もし肉切りや封印の言葉を間違えたらお前らは死ぬ。」