― ガララッ

「よ!レオ、ミナトおせーぞ。」

「は!?」

外に出て、プレートをもう一度確認する。

【医務室】

「レオ?」

ルイの声で、ハッとする。

「…なななな、何でお前ら…救急隊…」

医務室に並べられた椅子に座っていたのは、
ルイ、エーレス、エルザ、イリヤ、アーロン、それに、数人の仲間…。

「レオ、早く入って。」

「お、おぉう…?」

「何で此処にいるんだ?って顔してるなレオ。」

肩に腕を回すアーロン。
そりゃそうだろ、だって、あんなに救急隊に入りたいとこの3年近く喚いていたこいつらが、どうして医務室に…?

「お前ら、まず助からねえぞ空戦隊は!」

「お前が命懸けて戦うのが兵士だって俺らに説教したんじゃねえかよぉ、お前の言葉で俺らの心は除菌されたんだよヴァーカ!」

胸の奥がジンッとあつくなった。

―ガラッ

「おいレオ、何やってんだ座れ。」

バッと振り返る。

「クウガ小隊!」