「それでは、救急隊、空戦隊、陸戦隊志望へ別れろ!空戦隊希望者は医務室へ移動だ!」
医務室?何で?
まぁ…いいや、空戦隊志望の奴って、俺とミナトとルイくれえしか居ねえんだろうな。
あの三年前のみんなの表情、しっかり目に焼き付いてやがる。
「レオ、身長伸びた。」
医務室へ向かおうとした時、
ミナトが俺の制服の裾をグイッと引っ張った。
…確かに、こいつ俺より小さくなった。
「ミナト、もう一度考えろ、お前は何かとトップだ。陸戦隊の方が向いてるんじゃねえか?」
「約束したでしょう、私は貴方の傍にいる。それだけでいい。」
「……。」
まだ慣れないこの身長差、変な気持ちになった。
俺はそのまま黙って医務室へと向かった。