―…

 青空、雲一つない。夏が終わろうとする季節。
思い切り息を吸い、自然の温かさを自信まんまで実感する。



更に月日が経った、3年後、あのまま誰も死ぬ事もなく、ガッチリとした身体つきで、初期の頃とは違う雰囲気で、広場に集まった。

特訓兵は、教授や隊長以外と合う事は禁じられていて、
先輩達の様子や、スプリットが何処に今出現してるとか、そういう情報は誰も持っていない。
アニィさんやクウガ小隊とは、あのまま何だかんだで合っていない。

助けてもらったお礼をしたい。

それはさておき、今、今この瞬間を俺は待っていたんだ。

「所属志望を行う!!」

「「ハッ!」」

やっと空戦隊に入れる。
空戦隊に入って、スプリット法をみっちり学んで、使いこなす。

できる。

目を瞑り、ブレスレットを強く握り想う。