とりあえず返事を書くことにした。

『ありがとうございます。
とても助かりました(>_<)
どこの誰だかわかりませがよろしくおねがいします!』

この手紙を受け取ってもらえるかはわかんないけど、私は自分の家のドアにこの手紙を挟んでおいた。

少しポスト口から手紙を出しそこに見えるように“オオカミ少年”と書いた。


受け取ってもらえるわけない。


わかっている。


でも、今の私には大切な何かがあると思った。