そのまま眠りに落ち気づくと朝だった。
ヤバ!
急いで支度をして誰もいない部屋にいってきますと言い家を出た。
ダッシュで門をくぐり教室に入る。
「えー?遅刻ー?」
遅かった…。
拗ねたように言う先生。
私の担任、井口先生。
先生は、人気が高く可愛い。
友達みたいな感じでなんでも話せる私にとっての友達。
「ごめんごめん」
そう言って席につくと、
高校になって初めてできた友達のんちゃんから小さく折った手紙が飛んできた。
『遅い~!
休みかと思った(´・_・`)
今日転校生来るらしいよ!』
のんちゃんに手を合わせごめん!と口パクで話すと、
のんちゃんは腕を組んでうむ。と頷いた。
転校生…。
悠人だよね。
悠人のことを考えているといつの間にかHRが終わっていた。
井口先生が私の席まで走ってくる。
「ねぇねぇ!隣のクラスに転校生来たんだけど莉紗のこと探してたよ!」
そう言ってどっかへ走り去っていく。
忙しい先生だな。
じゃなくて!
探してたの??
悠人が???