「まっ、
その後は、どうなったか知らないんだけどな。
雅美の事だ。
何か事情があったんだろう。」

短くなったタバコを、更にギリギリまで吸う弘兄。



俺は、その微かに点る赤灯を見つめて、その光景を想像していた。