指でそのボディーをなぞる。

兄貴の見てきた、疾風の世界が見えてきそうだ。

ヌルッとキーがスペースに滑り込み、動きだそうとしている脈動が感じられた。



「最高だろ。」

振り返ると、満足気な弘兄の顔。