「わかったよ、
わかった。
お手伝いさせていただきます。」


人で溢れる中、あの熱く焼けた鉄板とニラメッコするのかと思うと、溜め息が出る。

ニコニコ上機嫌の弘兄。

その掌の中のキーを見つめた。



「ありがとな。
こんな事、巧坊にしか頼めないだろ。」