「あぁ。」

それだけ言うと、制服の尻ポケットにしまい込んでしまった。


「それだけかいっ!!」

思わず無反応な准に、突っ込んでやりたくなる。


「志保川さんだぞ。
六中でも、指折りの可愛子チャンだぞ。」

「意味わかんねーし。」

興奮する俺を横目に、プッと吹き出す准。