「また、覗きか?
そのうち、女子に慰謝料取られるぞ。」

ミネラルウォーターのペットボトルを片手に、飄々と准がやって来る。


「っるせい。
人聞き悪いな。
見えてしまうもんは仕方ないだろ。」

「いいや。
巧のは、確信犯だ。」


そう言い切った准は、ニヤリと笑って俺の横に腰を下ろした。