「ああぁァァー、
巧ちゃん、起きたの?」



スットンキョウな、ぺぃちゃんの声。

ドアからバタバタと、せわしなく入ってくる。


可笑しさに吹き出すよりも、やはりカラダの痛みの方が強かった。



「痛ってーーー

ぺぃちゃん、
千尋は…

俺、どの位こうしてたんだ?」

何とか痛みに耐え、その名前を口に出そうとした時にはぺぃちゃんは病室から走り出ていた。