《1》

暑く焼け付いた、校舎の非常階段。

ジリジリと照りつける太陽を、恨めしそうに睨みつける准の瞳。




苛ついてタバコの火を消すと、そのまま1階の踊場に向かって投げ捨ててしまった。



「アーアー。」


ぺぃちゃんが身を乗り出し、その行方を見守ってる。