開演時間までの間、一休みしようと腰を下ろしたベンチで、2人並んで冷えたジュースを飲む。



その甘いジュースを飲む度に、上下する千尋の白い喉。

見とれていると、千尋が笑った。



「なに?
こっちのジュースも味見してみたいの?
欲張りだね。」